下書き日記

下書き日記

人目を気にせず、断片的に

詞の掃き溜め

時が経つのを 

生き物達が 目を覚ます頃 有り得ないほど気持の良い気候だけが胸の内を癒す。

新しい扉の向こうの足音が近づく度に心が重くなる。

この自然に溶けだしたい。 いつもと変わらないはずなのに未だ見えない季節の先。

背を向けたくなる作りものの桜の葉に群がる毛虫のしぶとさを見て。 整列する。

それとおんなじものを自分の頭の中でも探してみているけれど、ちっとも見当たらない。卵の殻ばかりが落ちていて、肝心の中身が見つからない。

ほんとうのことが持つ気持ちの良さをもっと浴びてみたい。もしそれが自分の内から出てきたとしたらそれほど素敵なことは中々無い。

その言葉に触れたときに身体の中を流れる澱みの無い何かをもっと感じていたい。 浅い息を飲んで 出かけるんだ今日も

冷めたままのコーヒーがまだ 机の上にあるけど

思った以上に会話は難しい 難しいこと

でたらめな風

蛍光色の太陽と結構な間隔で置かれた鉄塔。

水の流れが見える場所が時計の代わりになる。

働くことを知らない子供達。

家の外は寒く、知らない本屋は楽しい。

断片的な言葉を紡いで作られた読める文は素晴らしい。

準備無しに飛び出した言葉は読めないことも多い。

じわじわと湧く詩への興味。

街を歩いていて思わず目が留まるような、足を止めるような魅力がある。